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※このサイトは以前「退職サポート応援団」という名前で運営していましたが、 現在は 「あしたの選択。|自分を壊さないための退職ガイド」 として運営しています。
「もう無理」と感じるとき、その背景にはいくつかの負担が重なっていることが多いものです。
気持ちの面、身体の面でも、少しずつ積み重なってきたものが、
ある日ふと限界に近づいてしまうことがあります。
ただ、その負担がどこから来ているのかは、
自分では気づきにくいこともあります。
忙しさの中で、ひとつひとつを見つめる余裕がなくなってしまうからです。
この「整理編」では、
今の自分にどんな負担があるのかを、忙しい時間の中でも見えやすくすること を目的にしています。
ここから、どのような負担があるのかを一緒に見ていきましょう。
複数の負担の抽出
ここからは、日常の中でどんな負担が積み重なっているのかを、少しずつ見ていきます。負担といっても、すぐに思い浮かばないこともあります。
日々の生活の中で、一つひとつを丁寧に見つめる時間が取れないまま、
気づかないうちに積み重なってしまうこともあります。
ここでは、誰にでも起こり得る“負担のもと”を大まかに見ていきます。
家庭の中で生まれる負担
家庭の中には、目に見えない負担がいくつもあります。
- 家事が終わらず、気づけばたまっていく
- 育児で気が休まらない、ワンオペで回らない
- 介護で時間に追われ、体力や気力が削られる
- 家族との関係で気をつかう
- 経済的な不安が続いている
- 家族の協力が得られず、一人で抱え込んでしまう
こうした負担は、「当たり前だから」と自分で抱え込みやすく、気づいたときには大きな重さになっていることがあります。
仕事の中で生まれる負担
仕事の場面でも、さまざまな負担が積み重なります。
- 仕事内容が多すぎる
- 仕事の量が調整できない
- 臨時の仕事が次々と入ってくる
- 人手不足で仕事が積み重なっていく
- 職場の人間関係で気をつかう
- ハラスメントのようなつらい状況がある
- 自分のペースで進められない
仕事の負担は、
「がんばらなきゃ」と思うほど見えにくくなることがあります。
自分自身の中で生まれる負担
家庭や仕事だけでなく、
自分の内側にも負担が積み重なることがあります。
- 体調がすぐれない
- 体調が悪くても休めず、仕事に行かざるを得ない
- 食欲が落ちてきている
- 眠りが浅い・眠れない日がある
- 責任感が強く、無理をしてしまう
- 断れずに抱え込みやすい
- 過去の経験が影響している
ここまで挙げたものは、
誰にでも起こり得る、日常の中の負担です。
すべてが当てはまる必要はありません。
「これは自分にもあるかもしれない」 と感じるものがあれば、
それだけで十分です。
次の項目では、
これらの負担に 優先順位をつけていく ことで、
今の状態をより見えやすくしていきます。
負担の優先順位をつける
抽出した負担を見てみると、
「どれも大事で、どれも重い」と感じることがあります。
すべてが同時にのしかかっているように思えて、
どこから手をつければいいのか分からなくなることもあります。
そんなときは、
“今すぐに対応が必要なもの” と “後からでも大丈夫なもの”
を分けてみると、少しだけ見え方が変わることがあります。
ここでは、負担を3つの視点で見ていきます。
A:どうしても外せない(生活・仕事の必須項目)
- 食事の準備、洗濯、買い物など生活の維持
- 子どもの送り迎え、学校行事、通院の付き添い
- 期限が決まっている仕事
- 自分が担当しないと進まない業務
- 家族の介護やサポート
B:心や身体の状態に影響する負担
- 体調が悪いのに休めない
- 眠りが浅い、寝つきが悪い
- 食欲が落ちてきている
- 気持ちが沈みやすい
- 集中できない、ミスが増える
- 朝起きるのがつらい
C:周囲のサポートや環境
- 家族の協力が得られない
- 職場で相談できる相手がいない
- 人手不足で仕事が増えていく
- 家庭でも職場でも気をつかう
- 一人で抱え込んでしまう
- 理解されない、頼れない
優先順位をつけると、見え方が変わることがあります。
A・B・Cのどれが一番重いかは、人によって違います。
すべてをきれいに分ける必要はありません。
ここに挙げたもの以外にも、負担はたくさんあります。
言葉にしづらいものや、説明しにくいものも含めて、
「今の自分にとって、どれが一番しんどいのか」を 少しだけ意識してみるだけで十分です。
負担が大きくなりすぎるとこんな状態が考えられる(身体症状)
負担が積み重なりすぎると、
心や身体にさまざまな変化があらわれることがあります。
これは、身体が「これ以上は難しいかもしれない」と
そっと知らせてくれているサインのようなものです。
ここでは、よく見られる状態をいくつか挙げていきます。
当てはまるものがあれば、
「こういうこともあるんだな」くらいの気持ちで読んでみてください。
気持ちの面であらわれる変化
- 気持ちが追いつかない
- 何をしても落ち着かない
- いつもより不安を感じやすい
- 気分が揺れやすくなる
- 物事を楽しめなくなる
身体にあらわれる変化
- 眠れない日が続く、熟睡感がない
- 朝、起き上がるのがつらい
- 食欲が落ちる、または食べすぎてしまう
- 頭痛・肩こり・胃の不調が続く
- 疲れが取れない
- 動悸や息苦しさを感じる
考える力や判断に影響が出ることもあります
- 判断が難しくなる
- 以前は集中できていたことに集中できない
- 今まではしなかったミスが増える
- 物事を決められない
- いつもより時間がかかる
自分の状態がわかりにくくなることもある
- 何がつらいのか言葉にしづらい
- どこから手をつければいいのかわからない
- 「とにかくしんどい」という感覚だけが残る
ここに挙げたものは、
負担が大きくなったときにあらわれやすい状態の一部です。
すべてが当てはまる必要はありませんし、
当てはまる数が多いほど悪いというわけでもありません。ただ、
「こういう変化が出ることもあるんだ」
と知っておくだけでも、
自分の状態を少し客観的に見やすくなることがあります。
ここまでの整理で見えてきたことはありましたか
日々の中で積み重なっていた負担や、その影響としてあらわれる変化について一緒に確認してきました。
すべてをはっきり言葉にできなくても大丈夫です。「あ、こういうことがあるのかもしれない」 と少しでも感じられたなら、それだけで十分に整理が進んでいます。
負担の種類や優先順位、心や身体の変化を見つめることは、それ自体が大切なプロセスです。
もし、「整理はできたけれど、この先どう考えればいいのだろう」「状況に合わせて判断する方法を知りたい」と感じる部分があれば、
次の 判断編 でそのヒントを確認できます。
また、「少し動いてみたい」「できることを探したい」という気持ちが出てきたときには、
行動編 が役に立つかもしれません。
どちらに進むか、進まないかは、今のあなたの状態に合わせて選んでいただければ大丈夫です。